2025年2月の琉球風水開運法

和来龍

2025年02月01日 00:00



<2025年2月の琉球風水開運法>
 まだまだ寒い日が続いていますが、2月の沖縄は桜の季節を迎え、あちこちで花に関する祭りが催されます。花見は気分転換を兼ねた風水開運法になりますので沖縄にいらしたらぜひ花も楽しまれてください。

 さて、年が変わると運勢も変わります。
運勢学では節分を前年と新年の区切りとして立春から新年に入ると考えます。今年の節分は2月2日、立春は2月3日になります。
 恵方は「西南西」、干支の巳(み)が巡る「南南東」も吉方です。
 琉球風水で占った2025年のキーワードは「レジリエンス」、「育成」、「堅実」。「自分をよく見つめて長所を伸ばした人が堅実な結果を得る年」となるでしょう。

【節分と立春】
 2月2日は節分で、豆まきをして旧年の穢れを祓います。
 豆まきをして鬼を追い出す行事は中国の明時代の風習で、室町時代に日本に伝わり、「追難(ついな)」と言われる宮中行事となったようです。
 「鬼」というと日本では虎の毛皮を着て頭に角が生えている鬼を連想しますが、中国では悪霊や邪霊のような存在です。昔の中国では病気や怪我、仕事の不調、家族関係や人間関係の悪化は悪い霊たちの影響だと考えました。疫病神など悪いものを家屋敷から追い出して、替わりに福の神を招き入れることで新しい年を迎えようとしました。

 2月3日を過ぎると「恵方:今年は庚(かのえ)=西南西」からの運気も本格的に入ってきます。きれいに片づけられた清らかな空間には福の神が訪れて宿ります。住環境の整理整頓も行うとよいでしょう。いらないものは処分して、空間をスッキリさせればよい運が入りやすくなります。

【十六日(ジュールクニチー)】
 沖縄の風習では旧暦1月15日(新暦2月12日)に生きている人たちの正月が明け、翌旧暦1月16日(新暦2月13日)は、” ジュールクニチー“と呼び、お墓にご馳走を供えて先祖の方々の正月を一緒に祝います。この行事は宮古、八重山などの離島では今でも行われています。昨年の旧暦1月16日以後に亡くなって新しく仏様になった方がいらっしゃる家庭では、お墓参りだけでなく自宅で焼香の儀式もあります。

【バレンタインデー】
 2月14日のバレンタインデーに備えて恋愛運をアップさせたい方は部屋をきれいに片づけて、部屋の中心から見た西南西にパワーストーンや縁起物を置くとよいでしょう。

【雨水】
 2月18日は二十四節気の雨水です。本土では、それまでに降った雪や氷が解けて水になり、降る雪も雨に変わる頃を意味します。日本は南北に長いので地方ごとに雨水の季節感は異なります。沖縄では雨水に関する行事は無いようです。

【今月の祝い事によい吉日など】
 今年は九星の二黒土星が巡って一年を支配しますが、今月も二黒土星が巡るため、母なる大地や万物を生み育てる自然の象意が強くなります。領土や土地、田畑などの耕作地に関することや野菜、米、小麦、果実などの農産物に関する出来事が話題になりやすいでしょう。
 また、この星には地道にコツコツと実績を上げていく象意がありますので、一か八かのホームランを狙うよりは確実に出塁できるヒットを狙うほうがよいでしょう。
2月の吉日は5日(水)、14日(金)、23日(祝)、28日(金)。
ラッキーアイテムは布製品、陶器、リサイクルグッズ、チョコレート。
ラッキーカラーは黄、茶、オレンジ。




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