<2024年12月の琉球風水開運法>
2024年も残り1ケ月となりました。
毎年この時期になると、翌年の運勢を判断して琉球新報住宅ガイド「週刊かふう」に原稿を提出するのがここ数年恒例になっています。
新年の運勢ですので、できるだけ明るく希望を感じられる内容を心がけていますが、良いことだけが起こるわけでもないので控えめながら気をつけて欲しい判断内容もこれまで書いてきました。
今年の運勢については、「三碧木星の巡る年は蓄積されたエネルギーが解放されて動揺する暗示があります。自然災害に備えて避難場所や防災グッズを確認しておくとよいでしょう。『備えあれば憂い無し』の心がけが大切です」と書きました。
そして、今年に入ってすぐ、1月1日に能登半島地震が発生して甚大な被害が出ました。テレビニュースで被災地の状況や被災された方々の様子を見てとても心が痛みました。この地域では9月21日から23日にかけて豪雨災害、11月26日には石川県西方沖地震が発生しました。
災害に関する占いは、注意喚起のつもりであっても、実際にそのような出来事が起こるとやるせない思いが募ります。
8月8日には日向灘沖地震が発生し、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表され、地震発生から1週間、日頃からの地震への備えの再確認や、揺れを感じたら直ちに避難できる態勢をとるよう呼びかけられました。
現在、日本での地震や火山噴火などについては発生確率が示されておりいつどこで起こってもおかしくない状態です。
また、地震予知は科学的に不可能とされています。占いも暗示があるのみで、地震の日時や場所を正確に知ることはできません。「○月○日に□□で大地震が起こる」といった情報に振り回されないようにしてください。
地球温暖化の影響により、世界中で前例のない台風、豪雨、干ばつ、山火事、異常な高温・低温などの災害が頻発しています。
残念なことですが、戦争に代表されるような人類の利己的な活動や大規模な森林火災などによって温室効果ガスの排出量は増え続けています。
今後は、「地震や異常気象、自然災害は毎年日本のどこかで起きる」という時代に入っていくと思われるため、これらについて占わないことにしました。防災意識を高め、日々の暮らしを大切にしながら楽しく良い人生を送っていきましょう。
2025年は二黒土星が巡ります。この星には目立たないところで地道にコツコツと実績を上げていく象意があります。そのため来年は、派手なパフォーマンスで一時的に目立っても長続きしない傾向が出やすく、宣伝広告費をかけてみかけの名声を高めようとするよりも実質的に利益がとれる堅実な方策に注力するほうがチャンスをつかみやすいでしょう。
さて、12月の沖縄はあちこちでイルミネーションが見られますのでクリスマス気分を楽しむことができます。
・カヌチャリゾート・スターダストファンタジア2024-2025
・東南植物楽園・沖縄南国イルミネーション2024-2025
・第29回沖縄こどもの国・クリスマスファンタジー
・琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ・月夜のワンダーイルミネーション
・体験王国むら咲むら・琉球ランタンフェスティバル2024-2025
12月の風水行事は一年の反省や締めくくり、納め、供養がメインとなります。心身を清めて新年を迎える準備をすることが風水開運法となります。家屋敷も大掃除し、心身とともにきれいに整えてから新年を迎えましょう。
【大雪(たいせつ)】
12月7日は二十四節気の大雪にあたります。
本土では昔から、南天の実が赤く色づき、クマが冬眠に入る時期と言われ、ブリやハタハタの美味しい季節です。この頃になると山の峰が雪に覆われて、いよいよ冬が到来したことを感じるようになります。平野部でも北風が強くなり、日本海側では雪も見られるようになります。
沖縄では北~北東の季節風が吹く日が多くなり風が冷たく感じられるようになります。
【すすはらい】
すすはらいは、もともと年神様(正月に祭る神様で五穀豊穣をもたらす)を祭るための準備を始める儀式のことで、12月13日を正月事始としていました。徳川幕府がこの日を江戸城御煤納めの日として神棚や場内を掃除し、すすはらいしたということです。近年、神棚や仏壇の掃除はこの日に行い、他の場所の大掃除は年末の適当な日に行うように変わってきています。
一方、沖縄の正月を迎える行事は新暦と旧暦が混在しているため少し複雑です。新暦の12月に大掃除をし、正月には新年を祝い神社に初詣をする一方で、旧暦の12月に入ると旧正月を迎えるために屋敷を掃除して「屋敷御願」をします。
さらに、旧暦の12月24日(新暦2025年1月23日)は「御願解き(ウガンプトゥチ)」といって、「火の神(ヒヌカン)」昇天の日です。神様の加護への感謝と家内に起こった一年の出来事を反省して火の神の前で祈ります。
【冬至(とうじ)】
12月21日は昼が一番短い「冬至」です。「冬至」は陰の気が最も強くなり、冬至を越えると陽の気が増えてきます。
本土では粥を炊き、こんにゃくやカボチャを食べ、ゆず風呂に入る風習があります。風邪をひかないで元気に過ごしたいという、無病息災の願いが込められています。
沖縄でも同様な風習があり、トゥンジージューシーという里芋や田芋を入れた雑炊を仏壇や火の神に供え、家族で食べます。最近は、田芋の他に肉やかまぼこ、にんじんなども入れます。
冬至の日に上る朝日は、「久高島」をまず通過し、次いで首里城の龍脈の源である「弁が嶽」を通り、「首里城正殿」に至るようになっています。この日、首里城正殿に向かってお辞儀をすると、弁が嶽や久高島を拝むことになります。琉球では東方位を「あがり」と呼んで、昔から最も尊い方位と考えていました。その根底には太陽信仰があります。
【クリスマス】
クリスマスは恋人や家族との絆を深めるよい機会です。クリスマス・カードに、感謝の思いを言葉にして伝えると、愛情運が高まります。
風水では、暖色とキラキラ光るものが愛情運や金運を招き寄せてくれます。クリスマスイルミネーションを見に行くのも運気を上げてくれるでしょう。
【大晦日(おおみそか)】
一年の最後の日で、大つごもりとも言います。門松を立て、しめ縄を張り、鏡餅を供えるなど正月の準備をします。夜は、年越しそばを食べ、除夜の鐘を聞き、眠らないで年越しをします。そばは、切るので一年の終わりに切りが良いとか、長く伸びることから家運や寿命が長く続くという縁起を担いでいるとも言われています。
沖縄では年の夜(トゥシヌユル)と言います。邪気を払うため食卓にニンニクを置く家庭もあります。ソーキ汁を食べ、眠らずに年を越します。
【今月の祝い事によい吉日など】
年末に向けて様々なイベントが開催される12月ですが、四緑木星が巡るため遠く離れている友人との再会が運気をあげてくれます。実際に会えない場合にはSNSや電話で連絡を取っても大丈夫。お互いの近況を伝えあうことで温かく豊かな気持ちを共有でき、双方にとってプラスになる情報も得られるでしょう。
12月の吉日は3日(火)、16日(月)、19日(木)、22日(日)、28日(土)。
ラッキーアイテムはスマートフォン、旅行、サウナ、そば。
ラッキーカラーは青、緑、茶。